2011年 05月 02日 ( 2 )

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見晴公園の桜。昨年5月撮影。

東日本大震災の被災地での仮設住宅建設が、ゆっくりだが進み、この街函館にも桜が咲いてやっと春を感じられるようになった。心配された連休の観光客もそれなりの数を見ることができ、また、宿泊施設も順調な客入りだとの話を耳にする。

何かホッとした気持ちになるのだが、目を福島にやると、複雑な気持ちになってしまう。原発事故によって警戒区域となってしまった地域のことだ。
この地域に再び避難した住民が戻れるという保証はない。仮に国が許したとしても、放射能の不安から断念する家族もあるだろう。また、住んだとしても永遠に不安を携えながらの生活を送ることになる。実質上、故郷はなくなった、ということになるかもしれないのだ。
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故郷があるということは、特に年を重ねた者にとってはありがたい。私のように出戻りした人間は勿論だが、離れた場所に住んでいてもそう思うはずだ。故郷の土地で営みを継続している人々がいなければ、街も存在していない。人が住んでいるから街がある。そして、街は守らなければ崩壊することもある。だが、今回は守ろうにも故郷に潜む危険性の大きさは桁違いだ。
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函館は私にとっての故郷である。そして、函館は観光地でもある。この自然の偶然が産んだ地形と、幕末・明治という大きな時代の流れによって生まれた文化によって、多くの人を魅了し続ける街が故郷である私にとっては、幸福以外の何ものでもない。
だからこそ、故郷を失うかもしれない方たちに何かをしなければならない。
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東北の方々は次第に元気を取り戻すだろう。だが、その過程は細い糸を歩くような微妙さを含有するものになるであろう。阪神淡路大震災の後、街は復興を果たし私たちは安堵した。しかし、潜む心のアンバランスさは、少年少女の凶悪犯罪という形で何年後かに現れて来た。
大切なのは、本当にこれからだ。上の写真は、本日まちセンに補充した写真付ハガキ「「生きよう!」便り、「遊びに来てね!」便り」に、新たに加えた写真だ。いつまで続けることができるかはわからないが、可能な限り続けていきたいと思う。


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