2013年 07月 31日 ( 1 )

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知っている人は、何をいまさら、と言うかもしれないが、知らない人、特にその存在がもう当たり前のように感じてしまう若い世代はその可能性が高いと思うのため、ちょっとセイコーマートのことについて書いてみる。

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まず、その創業だが、セイコーマートの第1号店だが、それは1971年(昭和46年)まで遡る。セブンイレブンの日本における第1号店が1974年であったことから、日本でも最古の部類となる。
まず、この創業時期からして、既にその発想の凄さを物語っている。ちなみに、セブンイレブンが元々はアメリカのチェーン店であることは意外と知られていない(笑)元祖セブンイレブンのアメリカでの発祥は1927年だ。

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そして、経営母体だが、セブンイレブンやローソンが流通・商社系であるのに対して、セイコーマートは酒類食品卸売業である丸ヨ西尾が母体となっている。
これが後に日本のコンビニを変えた大きな要因となる。丸ヨ西尾の取引先である個人酒販売店にフランチャイズでのセイコーマートの店舗変換を進めていき、全道での店舗数を少しずつ拡大していったのだが、それらにはほとんど酒とたばこを元々販売していた。酒類たばこは誰でも勝手に販売できるものではない。そのためには免許が必要だが、セイコーマート加盟店はすでにこの免許を持っている店が大部分であった。

しばらくの間、大手コンビニチェーン店は酒たばこの販売を行っていない店舗があった。だが、酒やたばこを買うついでに他の商品もという客(実は私もそうだが)にとっては、大手コンビニは不便であった。コンビニなのに不便(笑)
セイコーマートは開業時点でその要素は充足していた。酒やたばこの販売免許の取得はそう簡単なものではなかった。大手コンビニが免許取得に手こずっている間に、セイコーマートは何事もなかったようにそれらを取り揃えていた。

大手に酒たばこ販売の重要性を知らしめたのは、紛れもなくセイコーマートであろう。

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セイコーマートの凄さはこれだけではない。オリジナルブランド商品開発だ。独自ルートの仕入れや製造の開拓によってできた缶コーヒーの「GRADIA」は、100円を大きく下回った価格で販売されている。これらに加え、紅茶や緑茶やジュースなどもオリジナルブランドを持っている。

これらの商品販売は、もうどのくらい前だったかも忘れるくらい昔から行っている。セブンイレブンの独自ブランド販売がつい最近に思えるくらいだ。

独自ブランドはこれだけではない。米やトイレットペーパー・牛乳など、とても全部書ききれないくらいの数だ。そして何よりも凄いのは、これらの商品がスーパーマーケット並の価格で販売していることだ。そして品質も決して劣っていない。

「コンビニは便利だが、価格が高い」という常識を大きく覆したのはセイコーマートだ。

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それは値引きにもある。今では当たり前になっているが、期間を定めての値引きもずっと前からセイコーマートは行っている。以前、セブンイレブンのオーナーたちと本部との間で値引き販売が問題になったことがあるが、コンビニの商品を値引いて販売するという発想を、何の抵抗もなくやってのけたのはセイコーマートだ。

コンビニの大きな欠点は価格がスーパーマーケットに比べてはるかに高い。だから日用品は面倒でもスーパーマーケットに行くことが多かったが、私たちに「わざわざ遠いスーパーマーケットに行かずとも、近くのコンビニで用事が済ませる」という感覚にしてくれたのは間違いなくセイコーマートだ。

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そして、極めつけはポイントカードの導入だった。これも日本のコンビニで初めての試みだった。他のコンビニはセイコーマートに追いつけとばかりにこのシステムを後年導入している。

今では当たり前のようになっているコンビニの商品販売形態を、旧来のものから根底からことごとく変えて行ってるセイコーマートが、この北海道から誕生したことを、私たち北海道民は誇りに思わなければならない。北海道ならではの柔軟な発想があったからこそだ。

このような発想を持った組織が、この函館にも誕生してほしいものだ。街を変えるというのは、実はこんなところから始まるものだと私は思っている。




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