2013年 11月 08日 ( 1 )

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ベイストリートからホテルカリフォルニアにヒールがさしかかるとき
折れて転びそうになったね  それでも知らん顔
ホテルでは 君の好きそうな冠や賞状やバッヂが君をハグする
そう、近衛兵が右手を挙げるのを楽しみにしていたね
そして君はワインを思い切り 彼の頭にふりかける
表情一つ変えない彼の我慢を仕事だとは思っていなかったね 君は

そしてピエロが君に商談を持ち込む 地球を買わないかと
君は考えたあげく グリーランドより安ければねと答える
羊が近寄り君のドレスの裾を食べ始める でも羊は
君のドレスの中に気が付き 天井の窓から飛び出て空に逃げる
それでも君は 平然と村長や酋長や編集長や学長と抱擁を重ねる
羊が何を知ったかを気にも留めず 鏡に何が映っているかも知らずに

だが、執事のデイヴは知っていた 君がずっと顔を洗っていなかったことを
でも誰もそれを知らない ローマからカラスのチャーター便で仕入れた
君の化粧品がどんなブランドか そればかり気にしている
君は得意げに答える ミケランジェロほどではないけどカフカよりましよ

執事はその場で高速回転し シャンデリアがブレイクダンスをする
羊は手長猿に変身して戻り 君の顔をいじりだす 
君は微笑みながら 手長猿の腹にアイスピックを突き刺す

そう、誰も気が付かないうちに君は選ばなければならない
今すぐバスルームに行くか
それとも 今度は爪の垢を隠すためにペディキュアを買うのか
とっちなんだ? ミセス・ジョセフィン

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霜柱が天まで伸びそうな ミシガンの凍った湖 スワンが剥製になっている
でも それはきっと君が時間を止めたからなんだ 少なくても僕には
そう 僕だってずっとこの時間を止めていたい 交通信号なんて必要ないんだ
君の吐く息が すぐダイヤモンドダストに変わる
それがきらりと光り ベアトゥリーの枝に絡む まるでカスミソウのように

さぁ、もう寒いから 暖炉のある隠れ家に入ろう みすぼらしい家だけどね
灯りは暖炉とキャンドルだけで充分だ 君の瞳が見えるだけでいい
知っているさ 君が1時間7ドルの仕事をしているってことを
スミスがひどい奴だってことも ブルースがスミスの目を盗んでタコスを食べていることも
でも 僕の腕の中ではもう安心だ そう僕だって

朝陽が君のまつげを照らすまで一緒にいよう 頬がぼそぼそになっているね
でもそのままでいい 気にはならない 気にすることもないさ
それがいつもの君ならば かまわない 君が君なんだから

やがて朝が来て 君はあわてて顔を洗い 手櫛で髪を整える
僕はトーストを焼きながらコーヒーをおとしている
君はトーストをくわえ 鏡を見て ストッキングに足を通す
そして車に飛び乗り 雪煙をあげて仕事に向かう
僕はガラス窓から君の車を目で追い  やがて消えていく 
凍えた空気の中に暖かい光が射し 僕は思わず頬を緩める

そんな退屈なシーンが手からキラリとこぼれるよね、レディ・フィーヴィー



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