
子供の頃から何度聴いても飽きない曲がある。そしてその曲は、時代がどんなに変わってもいつもカッコイイ。私にとっての「カッコイイ曲」というのは、無意識のうちに感じていたダンディズムを刺激してくれるものばかりだ。なぜか小さな子供の頃からそのダンディズムには憧れるものがあった。そして、いい歳になった今でも、そのダンディズムには憧れる。
私にとっての刺激される曲というのは、「ルパン3世のテーマ」と「スターダスト・メモリー」と「夜が来る」だ。最後の曲名、何の曲かわからないという方もいるかもしれないが、下のYou Tubeのボタンをクリックしていただくと、流れてくるメロディーですぐわかるだろう。
そう、サントリーオールドのCMソングだ。
この曲ができてから何十年経つのかはわからない。だが、私が物心付いた時には、もう既にテレビで流れていたから45年以上前に作られたのは間違いない。
とにかくカッコイイ。そして、サントリーのCMは、コピーも心に残る。
若い方はご存じないかもしれないが、サントリーの広告部には後に作家として芥川賞を受賞した開高健と直木賞を受賞した山口瞳が在籍していた。曲がいい、コピーがいいとなれば、心と記憶に残らないわけがない。
「人間みな兄弟」
「人間らしくやりたいな」
「すこし愛して、ながく愛して」
「ウィスキーがお好きでしょう」
「恋は遠い日の花火ではない」
「何も足さない、何も引かない」
思い出しただけでこれだけの名コピーが甦ってきた。
どこかで酒を飲む時、これらのコピーを思い出せるような店が函館にはどれだけあるだろうか?
ちなみに、サントリーの前身は「寿屋」という会社だった。どこかのバーで「寿屋の洋酒を」なんて言って注文したらカッコイイのだが、ここまでくると人間の中身が伴っていないとなかなか言いづらいものがある。
それが言える男になりたいと、この歳になっても思うものだ。
*お詫び / 昨日もたくさんのコメントをいただきありがとうございます。いつもは記事を書いた後にこちらのコメントを書くのですが、現在深夜で「プレミアムモルツ」を飲みながら書いているため、真摯なお答えができません。明日、必ずコメントさせていただきたいと思いますので、どうかご了承ください。
いつもお読みいただきありがとうございます。

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