<   2011年 04月 ( 30 )   > この月の画像一覧

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函館公園。

この文章を執筆している時点で、統一地方選での当確が出ている候補者を見ると、現職が立候補している自治体は、圧倒的な差で現職が当確ないし優勢であると伝えられている。北海道知事は高橋氏、札幌市長は上田氏、東京都知事は石原氏、その他の県知事も同様だ。

この傾向はある程度予想していたが、まさかここまでの大差ができるとは思っていなかった。悪い方での結果が顕著に出たといえよう。現職が悪いという意味ではない。投票する有権者の心が、これほど傷んでいるという意味での悪さだ。

現職が強い時とはどんな時か。考えられるのは、色々なことが上手く推移していて変える必要がない時と、変えるのが怖い時だ。今回は言うまでもなく、後者の方だ。
これには理由がある。まず、何かを変えて欲しいと政権交代を実現させて任せた民主党が不甲斐なく、失望し、変えてもどうしようもないのか、との失望感。対立候補がパッとしないために現職の方がまだましか、という消去法の結果。そして最も大きく結果に反映された理由が、「変わりたいけど変わりたくない」という国民の心理であろうと推測する。

改めて述べるまでもなく、日本人は長年の混沌とした経済状況で精神が鬱傾向にある。鬱の人間が最も嫌うのは、自らを変えることだ。だからと言って、自分の現状には苦しみが常に付きまとっている。だから、今の苦しみから変わりたいと願うのだが、本当に何かを変えようとするとフリーズしてしまうのが鬱の特徴だ。
元々この傾向があったのに、それにとどめを刺したのが今回の東日本大震災である。あの壮絶な被災地の映像を見せ付けられた私たちは、言葉にできない重苦しい心理状態になってしまった。こんな時、人は現状以下になることを恐れてしまう。これ以上悪い方向に向かいたくないという心理だ。せめて今のままでいい。

今回の選挙戦は、政策による選び方ができる国民の心理状況ではなかった。だから、現職が有利と当初から予想できていた。だが、これは喜ばしいことでは決してない。再選された首長が今後どのような施策を見せるかまだわからないが、ひとつだけわかっていることは、今年も自殺者が3万人をきっと越えるだろうということだ。


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お馴染(?)高田屋嘉兵衛像と函館山。

本日、芸術ホールギャラリーで開催されている「3.11 RESCUE from HAKODATE」に行って来た。
本当は明日行く予定にしていたのだが、主催者と打ち合わせをしなければならない事項が発生したため、急遽行くこととなった。到着したのが夜8時頃であったため、客の姿もまばらになっていた。

打ち合わせを終え、少し作品を眺めて歩いているうちに、無性に感謝したい気持ちになった。作品を提供した作家さんたちと主催者の方々に対してだ。とりわけ言い出しっぺとなってくれた小宮伸二氏に対しては、直接お礼を言いたかった。
そこで、会場にいた小宮氏にご挨拶させていただき、感謝の言葉を述べた。何に対しての言葉か。それは、このイベントをやろうと決意したその勇気と行動力に対してだった。作品のタイプも、作家の居住地も、ジャンルも違うものを、函館という地方都市に一堂に集めた。これは、函館市民にとってはまたとない幸運なのだ。普通は、個々の個展でしか見ることのできない、あるいは函館ではひょっとしたら、こんなことがなければ永遠に見れなかったかもしれない作品を、一挙に楽しむことができるのだ。

こんな気持ちになったのは、どうやら私だけではなかったようだ。会場を後にする方々の顔が皆笑顔になっていた、と関係者は言っていた。当然だと思う。こんな幸せはない。もし、私に充分な金の余裕があり、作品を飾ることができる広い家があり、万一全て最低落札価格で買えたとしたら、全作品欲しいくらいだ。

このイベントを、作品の優劣という目で見るのは愚かなことであると思う。最も楽しめない見方である。これだけの数の作家作品を見るということは、その数と同じだけの人間を見るということである。普通と違うのは、その人間をじっと見ていたら変人扱いされてしまうところを、好きなだけ作品を通して作家の感性と心を見てもいいということだ。100人もだ。

そして、びっくりしたのが、この作品の最低落札価格がたったこひれだけでいいの?というものがふんだんにあるということだ。最終的な落札価格は想像もつかないが、どう考えてもこの作品がこんな低いスタートでいいのか、というものがけっこうある。

とにかく楽しい。主催者の話によると、一時的に会場に100名くらいの来場者が会場に詰めていたことがあったという。どれだけの人がオークションに入札したのかはわからない。しかし、できれば全作品が入札され、作家の志が無にならないことを願っている。

ちなみに、昨日お話した阿形佳代さんのガラス作品だが、関係者が会場で梱包を解いていた段階で、入場者からオークションではなく、確実に今欲しい、どこまで上がるか不安という声が上がり、事態が混乱してはいけないと、オークション方式から物販方式に変更になった。
そのため、販売価格は明示されることになり、気に入ればその場で確実に購入できるようになった。言い方を替えれば、早い者勝ちということになる。正式販売は明日からになるので、ご関心のある方はどうぞ早く会場に行かれるといい。関係者の予想では、あっという間になくなるでしょう、とのことだ。



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函館公園。

明日、4月9日PM2:00より、函館市芸術ホールギャラリーで、いよいよ「3.11 RESCUE from HAKODATE」が開催されます。

当初はごく僅かな人たちの、「自分たちに何ができるのだろうか?」という真摯な話し合いで決定したチャリティーイベント。芸術ホールギャラリーを借りることができたのはいいが、作品を展示しても会場は寂しいものになるのでは、と心配していました。
ところが、日程を決め、もうやるしかないと作家さんたちに呼びかけたところ、その作家さんが友人・知人に声を掛け、最初10名台だった参加作家数が、開催前日である本日、ついに100名に達しました。

内訳は、市内の作家と市外・海外の作家が半分ずつという、とてつもない規模のものとなりました。会場が寂しいどころか、全部きちんと陳列できるかどうかが怪しくなってきたくらいです。

それも、作家さんたちの「自分の作品が売れたお金が寄付金になるなら喜んで」とか、「寄付はしたいけど、それほどのお金はない。でも作品ならある」という心意気が伝染病のように拡がり、ジャンル・地域を越えて、イベントの趣旨に賛同した日本、いや世界の作家から作品が集まったからです。
何と素晴しいことか!ずっと沈んでいた気持ちが、本当に久し振りにウキウキしてきました。こんなに素敵なイベントが函館で生まれ、世界が賛同し、そして今後東京などでも同様のイベントが開催されようとしています。

地震以降、観光客も減少し、元気にやろうと言っても、ともすれば空元気に終わってしまうかもしれない函館を、全国に「函館はこんなに頑張っているんだぞ」と、その姿を見ていただくチャンスでもあるのです。

4月9日から12日まで、10日からは午前10時から午後9時まで開催。あなたが欲しい作品に値段を付け、最高額が落札するというオークション形式。もちろん、その売上は全て寄付金となります。是非会場に足を運び、お気に入りの作品があったらチャレンジしてみてください。

私も本ブログでたびたび登場させていただいた、阿形佳代さん(東京在住)に声を掛けさせていただきました。ご本人に趣旨を説明したところ、(本当は近い東京会場での参加を打診したのですが)「是非、これから住もうと思っている函館に参加したい。私の作ったもので、被災者への支援になるのなら喜んで提供したい」と、重苦しく沈んだ東京の空気が晴れたかのような元気な声でお話していただきました。
そして、送っていただいたくのは全て新作のもの。「だって売れ残ったものを出すなんて、チャリティーと思って買っていただく方に失礼でしょ」と、元々オーダーがあって作ったものをこちらに回していただいたのです。
また、このイベントのために急遽仕上げたものもあります。

ただ、この話をしたのが今週に入ってからだったため、函館到着が土曜日になってしまいます。阿形さんの作品をご覧になりたい方は、日曜日以降に行かれるのがいいと思います。
今回は私の大好きな「桜シリーズ」があります。これは本当に素敵です。前回、ハコダテ150+で開催したフォトコンテストの賞品のような「ガラスの家シリーズ」もあります。特に女性は必見です。
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たまたま阿形さんの話をしましたが、今回参加する作家さんたちの思いは、みんな同じはずです。自分の最も得意なことで人の役に立てるのなら、誰でも嬉しいことでしょう。会場に行かれる方は、好きだと思った作品を買って支援金となるのなら、こんな素晴しい買物はないでしょう。

さぁ、芸術ホールへ行きましょう。


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函館公園・こどものくに、日本最古の現役観覧車。



Dream up, dream up, let me fill your cup.
With the promise of a man

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子供は、次の世の中の主役です。
子供の将来と夢を、放射能で穢したくないですね。


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松前・法憧寺の御霊屋。

これは結果論です。だれもが迷い、声に出せなかった。そして、結果的に判断を誤り、人災となってしまった。私ももちろんのこと、多くの人が反省すべき事柄という意味で述べさせていただきます。

自粛は人災です。もちろん全てではありません。控えるべきものもあるのは確かです。ですが、このキーワードが心のどこかで引っ掛かり、思考を停止してしまったことがけっこうあります。本当は必要だったものが、それによって与えられなかった。反省すべきことです。

具体的に申しましょう。まず最初は今回の震災での救援物資です。私たちは阪神淡路大震災の経験を基に、即座に食糧や暖をとるための寝具類の提供を自粛してしまいました。むやみに被災地に向かい、道路を混雑させて本当に必要な車両の通行の妨げにならないようにと。
ですが、その自粛という「良識」のおかげで、物資の到着は大幅に遅れました。ツイッター上では、食糧などの物資が不足し、このままでは死者が出るとの被災者の悲痛な叫びを目にしました。ですが、私たちはすぐ何かをしなかった。阪神の時は、地震発生翌日にダイエーがヘリコプターで被災地に食糧を搬入しました。どうして我々は政府や大企業に対して、ヘリをチャーターして届けてくれ、と叫ばなかったのでしょうか?いくら津波によって壊滅的になった市街地とはいえ、グラウンドなどの空地はあったはずです。そこに一刻も早く届けるべきだと、叫ばなかったのでしょうか?

現地の実態を知らないとはいえ、結果的に「良識」が邪魔をしてしまいました。ですが、現地で必要だったのは、そんな「良識ある人」ではなく、食糧だったり体を暖めるものだったのです。被害者の死因の一部に凍死というものがありました。また、物を求めて窃盗も発生しました。本ブログにコメントしていただいた方の話によると、カップヌードルを1000円で売る者も現れたそうです。
世間の声に逆らって被災地に物資を届けに行った人の話では、高速道路や一般道はガラガラだったそうです。救援物資を届けると話せば、閉鎖中の高速道路も走行許可が下りたそうです。

結果的に私たちは良識ぶって、何もしなかっただけなのです。現地の人々にとって必要だったのは、自粛という良識ではなく、「モノ」だったのです。

そして私たちは、また同じ過ちを繰り返そうとしています。様々なイベントの中止が決定され、旅行もせず、金を世の中に回そうとしていません。
元々今年家を建てようと計画していた人が、こんな時に家を建てるなんて不謹慎だと言う人が周りにいて悩んでいるという方もいます。その不謹慎という人は、世の中全体が落ち込んで、被災地の復興を遅らせることを望んでいるのでしょうか?自粛の結果低迷した経済社会の中で、職を失ったり所得が下がった人が募金をできると思っているのでしょうか?

私たちが今すべきことは、その事柄にもよりますが、何もやらないことを善としてしている人を重視することを自粛することです。今必要なのは「いい子ちゃん」ではないのです。普通に働き暮らし、必要な物を買って、だが、決して東北のことを忘れず、力強く動き回ることなのではないでしょうか?

函館でもたくさんのチャリティーイベントが行われています。ですが、これはまだまだ始まりです。復興には多大な費用と長い時間を要するでしょう。このことをずっと忘れない人こそ、「良識」ある人ではないでしょうか。
阪神淡路大震災の後、関西では凄惨な少年少女による事件が多発しました。「酒鬼薔薇聖斗事件」や女子小学生が同級生を殺害した事件など、最も多感で不安定な子供たちに、地域社会全体の心の不安が投影されてしまったからこそ、発生したのではないかと筆者は考えます。

そのような意味でも、私たちがこれからやらなければならないことはたくさんあります。自粛なんてやっている暇はないのです。私たちがフリーズしてしまっては、現地の物心の復興が遅れるばかりです。

もう一度反省を込めて言います。不必要な自粛は人災です。


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基坂。

その一部をツイッターでつぶやいたが、妻の職場の同僚の友人が宮城県で震災に遭った時と避難所生活の状況を、同僚を通じて妻が聞いた話をご紹介する。

本人はその時、たまたま自宅にいた。
激しい地震が起き、しばらくして津波が襲って来た。二階建ての家だったため家族は二階に上がり、難を逃れたが、一階はほぼ水でいっぱいになったという。少し水が引けてから避難所に移動することにした。
ところが、水位は肩の下くらいまであり、必死に前に進もうとしても、ほとんど動かなかったそうだ。体力は急速に衰え、絶望的な気持ちになった時に、たまたま救助ボートが近付き、乗せてもらって一命をとりとめたとのことだ。

避難所には700名くらいがひしめき合って暮していた。
避難初日、つまり地震当日の食事は一人饅頭一個、次の日はパン一個を3人家族で分けて食べたそうだ。
携帯は何とか持って行けたのだが、回線状況は最悪。メールを打っても相手側に到着するのに2日もかかっていた。その前に偶然電話が繋がって、既にメールが届いているという前提の話をすると、全く内容が噛み合わなかったそうだ。
電話での友人の話声は妙にひそひそしたものであった。決して遅い時刻の会話でもないのに不思議に思った妻の同僚が理由を訊くと、照明に電気が通っていないから、夜になると皆布団に入り、寝るわけでもなく、じっと静かにしているから声が小さくなってしまうとのことだった。

避難所での不便さは随所に見られたが、その中のひとつがトイレだった。水が出ないため水洗トイレは使えず、汲み取り式の簡易トイレで用を足さなければならなかった。しかし、何せ700人もの人間が利用する。あっという間に便槽はいっぱいになり、床にまで溢れてきたそうである。さすがにそれでは使用できないため、我慢するか、ゴミ袋で用を足したこともあったそうだ。

また、何日かすると、避難して空いている家から物や金を盗む者も現れたそうだ。

こんなことは報道では決して伝えられないことだ。まさに体験者だけが話せることだ。

また、私が東京の方と今日会話して知った東京の今。

物は一部品切れのものもあるが、選り好みをしなければ物資に困るということはない。また、余震も震度3くらいであれば、あまり気にならなくなったという。
海外に知人の多いその人は、地震後各国の人からお見舞いの電話をもらったが、皆一様に「日本人は素晴しい。自分の国だったら暴動が起きている」と絶賛されたという。

だが、そんな冷静な反面、関東の人々はやっと地震の恐ろしさを肌で感じたのだという。阪神淡路大震災や中越沖地震などの被害に対して、可哀想とは思っても、どこかの部分で離れた場所での出来事という意識がどこかあった。それが今回の地震で、予想されている関東・東海を震源地とした、これから自分たちが遭遇するであろう大震災の「実感」をやっと想像できるようになったのだという。つまり、人ごとではないということを体感できたということだ。

おまけに放射能の恐怖だ。その方は、福島の犠牲によって成り立っていた東京の電力を不条理に思えていると話した。誰かが犠牲にならなければならない。福島の現場で作業している未来ある若者と自分が代わることができるのなら、そうしたいと話す。これからの日本を背負って立つ人たちを犠牲にしてはいけない、とも話した。
その方の家には、幾人もの人々が一時的に避難場所として利用したという。茨城に住んでいた息子夫婦もやって来て、結局茨城に戻ることを断念し、妻の実家がある四国に移住することにしたという。
被害は宮城・福島だけではない。また、今回の震災は被災者の人生を大きく変えることとなった。天災である部分は仕方ない、とその方は話す。だが、原発は間違いなく人災だ。その人災の影響を受けて、生き方まで変えなくてはならない人が出現しているのだ。

こんな話を聞くと、北海道の人間は一部被害があったにせよ、のほほんとしている、といわざるを得ないだろう。



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大町、海岸散歩道のベンチ。

今、函館では毎週のように東日本大震災支援のためのチャリティーイベントが行われている。今では、珍しくなくなったトップミュージシャンによるチャリティーコンサートも、国内や海外で多数行われる。函館市内でも今週末には「3.11 what ART enables / アートにできること」などのイベントがある。

このような、音楽を含めた大規模なチャリティーは、昔はなかった。普通の募金活動はあったものの、クリエーターたちの作品の対価を寄付金とするイベント自体、話に聞いたことはなかった。
ところが、衝撃的なコンサートが今からちょうど40年前に行われた。1971年8月1日、ニューヨーク、マジソン・スクゥエア・ガーデンで開催された「バングラデシュ・コンサート」だ。

その年、当時東西に分かれていたパキスタンで内戦が勃発し、インドの支援を受けた東パキスタンが独立を果たした。独立国の名は「バングラデシュ」。ところが、戦争の避難民は内戦の混乱から食物もままならず、疫病や餓死の危機にあった。その事態を見たインドのシタール奏者、ラヴィ・シャンカールが友人である元ビートルズのジョージ・ハリソンに「助けてやってくれないか」と頼み、それに応え、親交のあるミュージシャンに声を掛けてコンサートを行ったのだ。

1日で4万人もの観客を集めた、大規模コンサートとしては世界初のチャリティーコンサートとなった。
出演者は、ジョージ、ラヴィの他、ボブ・ディラン、エリック・クラプトン、リンゴ・スター、バッド・フィンガー、レオン・ラッセル、ジム・ケルトナー、カール・レイドル、ビートルズのアルバム「Let it be」に参加したビリー・プレストンなど錚々たるメンバーが揃った。



この時のジョージ・ハリソンはビートルズの時よりもはるかに格好良かった。ジョンとポールの脇役のように控えめにしていたジョージとは全く異なっていた。
偶像意識が強い年代だった私は、すぐに影響を受け、初めて買ったエレキギターは、フェルナンデスの白のストラトキャスター型で、それを白いジャケットを着て弾いていた。ジョージを真似たかったのだ。

どうして、こんなにジョージに惹かれたのか。その時はわからなかったが、今に思うと、
自分のために起こした行動ではなく、人のために自らを奮い立たせて動いた姿だったからだ
そう思う。

どんな分野の作品でも、人を思って作ったものは受け取る側に強く伝わる。上のYou Tubeの歌に強い力を感じるのはそのためだ。
若い方が知っている、有名な音楽チャリティーといえば、「We are the world」(1985年発表)であろう。その14年も前に、友人からの切なる願いに立ち上がり、著名なミュージシャンを一堂に集めるという、当時では誰も考えられなかった偉業を成し遂げたのは、ジョージの人柄のためだけではなかったと思う。「困っている人のために」という、原始的な、だが、最も人の心を動かすパワーがあったからではなかろうか。


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ある程度の年齢の方ならよくご存知の曲である。松田聖子の「Sweet Memories」だ。

私は松田聖子のファンでは全くなかった。単なるアイドルであると思っていた彼女の歌には興味を示すことはなかった。音楽のジャンルが全く違う。自分とは別の世界のものだ。ずっとそう思っていた。
ところが、そんな別世界の歌手の歌にメロメロになってしまった。その曲が、この歌だった。

「ペンギンズ・バー」で歌う女ペンギンの曲に、客の男ペンギンが思わず涙をポロッと落とす。たまらなかった。
このCMが放映された当時、私は6年間付き合った女性と別れてしばらく経った時だった。長く付き合ったが、別れの決断は私がした。辛かったが、そうするしかなかった。
もう一度同じように付き合ったとしても同じ結論を出したであろう。彼女のことが嫌いになったわけではなかった。今でも好きだ。こんな私と付き合ってくれてとても感謝している。彼女も愛してくれていることは充分わかっていた。

しかし、未熟だった私は、彼女の期待に応えることができなかった。それが辛かった。そして、別れることにしたのだった。ところが、しばらく時間が経つと寂しさがつのった。他の女性と遊んでも、友達以上の付き合いをする気にはなれなかった。もう一度彼女に会いたかった。こっちから別れを告げておいて、虫のいい話だとはわかっていても会いたかった。
そんな時にこの曲がTVから流れていた。

思い切って彼女のアパートに行った。玄関は開けてくれたが、部屋には入れてくれなかった。仕方なく玄関先で話した。彼女の近況を訊いてみた。どうやら別の男性と付き合っているようだった。それは仕方ない。もちろん仕方のないことだ。そして、彼女はカラオケで「セカンド・ラブ」をよく歌っていると話してくれた。



「男は思い出に生き、女は現実に生きる」という。まさにその通りだった。
彼女とはそれ以降会っていない。26歳の時のことだった。
結果的に私の20代は、その思い出から逃れることができずに終わった。はっきり言ってウジウジした20代であった。だが、それも仕方ない。それが自分なのだから仕方ないことだ。どんなに頑張っても自分からは逃げることはできない。違う自分になりたい気持ちとは裏腹に、ずっとウジウジしているのも同じ自分だった。徹底的にウジウジと付き合うしかない。

20代最後の年は、体重が50㎏を切るほどやせ細っていた。その反動が30代にやって来た。食べに食べまくった。おそらく人生で最も食べた時期だ。そしてやせていた頃にあった「くびれ」はものの見事になくなった。そして現在に至っている。

人生って、そんなものだ。


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幸坂。この坂からの眺望が、個人的には函館の坂の中で最も好きだ。

3月はハードだった。昨日も少し話したが、いつものようにくだらないことを、あーでもないこーでもないと長々このブログに書く時間と精神的余裕がなかった。
だが、日中のちょっとした時間に、色々つぶやいた。ブログをしっかり書けなかったために、逆にツイートは増えたかもしれない。
本日は、3月を振り返る意味で、震災発生直後からつぶやいたものの中から、リツイーしていただいたものを、時間順にご紹介します。

★函館港全体の潮位が異常に低い。信じられないくらいの低さだ。大津波の前兆か?  3月11日

★ @Gokuriapple JR函館駅からベイエリアにかけて冠水。停めていた車が流され、ホテルなどが浸水の被害に会っています。   3月11日

★ツイッターを読んでると、涙が出そうなくらい感動する一般市民の行動や言葉を知ることができる。報道各社よ、事実を伝えることも大切な使命だが、希望を与えることも大切な役目ではなかろうか。人の心という希望を。   3月13日

★現在、「元気です」便り、「頑張ろう」便りを印刷中です。函館を心配してくれた方へのお礼、本州で被災した方への励ましの便りとして、よかったらお使いください。つたない写真ですが、函館の写真を裏面に印刷しています。末広町まちセンに午後にでも設置予定です。もちろん無料です。  3月16日

★函館を心配してくれた方へのお礼に、本州での被災者への励ましに、伝えたい想いを写真付きハガキに書いてください。まちセンで無料配布しています。詳しくはこちら→http://bit.ly/hYfJQn    3月16日

★おはようございます。そういえば、やっぱり西部地区を歩く観光客は目立って少ない。バルも中止になったし、どうか市民の皆さん、お茶や食事やちょっと一杯は西部地区でお願いします。   3月18日

★人を馬鹿にしたがる人は、それを次々と繰り返す。馬鹿にして笑わなければ、自分を支えられない可哀相な人だ。自我が確立していない子供に多いが、大人にもたくさんいる。恐ろしいのが、そういう人が普通の人と呼ばれていること。   3月19日

★今回飛び交ったツイートの中で、「自己満足(オナニー)行為」とか「正義と思い込んでいる行為」という発言が目に付いた。そういう発言をする人も、自分の発した批判を正義だと思っているし、自己満足もしているはずだ。結局本質は何も変わらないと思う。    3月22日

★自己満足で顕著なのが、芸術の分野だ。人が普遍的に優れていると即座に判断できたのなら、ゴッホは生きている時に大金持ちになっていたはず。芸術は認められたら傑作、そうでなければ自己満足。それは紙一重。人間の思想も同じ。    3月22日

★客観的事実などあるはずがない。人というそれぞれ不確定な判断基準を持ったものが考えるものだからだ。もし、客観的なものがあるとしたら、それは人間を超えたものが判断する以外にない。あるのはせいぜい最大公約数のようなもの。   3月22日

★今回の震災後、多くを語らず自分でできることを実行に移している人たちがいる。小春日和の大野さんもその一人だ。27日のチャリティイベント、微力ながらも参加させていただくことになりました。新たにポストカードを作製。5種類100枚配布します。    3月24日

★ 妻が宮城県の避難所で暮している知人をに持つ人から聞いた話。避難所では700人程が鮨詰め状態で、電気が通っていないために、陽が暮れると眠くなくとも皆布団に入るという。また、壊れた家から物を盗む者が増えて治安が悪化しているという。物と電気と仮設住宅が早期に必要だ。   3月24日

★今回の震災で函館の宿泊施設にキャンセルが相次ぎ、ホテル等だけではなく、関係業者にも影響は及んでいる。クリーニング業も注文が激減。パートさんが早く帰されるなど、確実に生活が苦しくなるのは明らか。    3月30日

★きっとこれから、函館市民は、函館はやっぱり観光収入が大切だと思い知るだろう。家族・友人・知人の生活の苦しさを見て。あるいは本人が。それでも西部地区に無関心な人は変わらず多いままなのだろうか?    3月30日

★【拡散希望】全国の皆さん、函館ではチャリティーイベントが相次いで開催されるなど、元気です。この元気と美しい夜景と街並を、5月の連休で体験してください。イカール星人を撃退した函館です!元気にお待ちしています。    4月1日
*このツイートは、22名の方にリツイートしていただきました。中には韓国人と思われる方もリツイートしてくれました。本当にありがとうございました。

★民主党を批判ばかりするのはどうかと思う。人間の心理として相対的に自民党の方がましという気持ちになる。だが、自民党にNOを出したのは私達ではないのか。今は望まれる政治家を作るのが国民の務め。どっちの政党というレベルではない。    本日



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住吉漁港での釣人と立待岬。

しばらくの間、本ブログは写真と簡単な文章か、あるいは未更新のままでいましたが、本日より「できる限りの毎日更新」をしたいと思っています。

思えば、大震災以降、何かを書こうと思っても、苦しくて自分でも何を書いているのかわからない時もありました。そんな中、やらなければならないことが重なり、とてもブログを長々と書く時間も気持ちもなくなり、しまいには「寝てしまおう!」と晩御飯を食べたらすぐ床に就いたこともありました。

そんな中でも、ハガキを作製したり、なんやかんやとやっているうちに、少しずつ元気を取り戻しつつあります。函館も元気です。

今日はまずその言葉を言いたかった。


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