久々に腹が立った!煙草増税_a0158797_22192967.jpg
はこだて工芸舎の地下ギャラリー。

昨日、就任したばかりの小宮山厚労相が、よくある就任直後の失言(と私は信じている)を述べた。煙草を1箱当たり700円になるよう目指す、という発言だった。まぁ、他の大臣でもよくあるように大臣就任時に舞い上がって言ってしまったのならまだ可愛い。しかし、本日の会見で厚労省の代表としての意見だとの発言に、さすがに腹が立った。

厚労省の意見ということは、健康被害を理由にしてのことだろうが、そういう理由であるのなら、酒だって大いに健康を害する。酒の大幅増税が討議されても然るべきである。健康を害するということであれば、原発で製造された電力に対しても税金を課すべきだ。健康被害に対する保障予備費として貯めておく必要がある。健康のためだというなら、不条理な指示と個人責任を追及して、社員の精神的健康を害する企業にも増税すべきだ。

また、大臣は個人的に煙草が嫌いだという話もある。それが通用するなら、私にも嫌いな人間の所得税を10倍にする権利を与えて欲しい。
もう、いい加減にしろと言いたい。この1年間、我々はどれだけ納税したことか。総額にしても、煙草を吸い始めてからかなり経つので相当な金額を払っている。政府の財政に貢献をしているのだから感謝状をもらってもいいくらいだ。そんなことを少しも考えずに、まるでいじめのような偏った増税は常軌を逸している。よく海外の煙草の販売額を例に出して比較されるが、それがどうだというのか?以前のブログで記述したように、嫌煙運動も所詮1女性首相が煙草が嫌いだったから始まったことだ。それが、まるで正義かのように脚色されて広まっただけだ。
もし、人間の健康を害するという点、他人に対する被害という点で言うなら酒も大きな被害を未だに与えている。実数は知らないが、急性アルコール中毒で死亡する人間はどんな時代でも必ずいる。酔って人に迷惑を掛ける人間も大勢いる(肉体的でなければ健康被害とは言わないのか?)アルコール依存症になって身を滅ぼした人間がどれほどいるだろうか。
何よりも、常習性は煙草より酒の方がずっと高い。煙草はやめることができても酒はやめれないという人はたくさんいる。それほど常習性の高い麻薬なのだ。それを世界的に論議しないで、煙草だけを槍玉にあげるのは全く「偏った正義」と言わざるを得ない。本当に真面目に考えるのなら、酒の増税の方が妥当性がある。これだけ常習性が高いのなら、増税すれば大幅に税収入があがるだろう。煙草より確実な増収を見込めるはずだ。

と、少し興奮気味に書いたが、日本においてなぜ煙草が標的になるかと冷静に考えると、影響が出る日本企業がJT1社だからなのではないだろうか。後は海外煙草ばかりである。それに引き換え、酒となると大手酒造メーカー・地方の地酒メーカー・販売店・飲食店と影響が多岐に亘る。だから、増税の声を挙げないのだろうと思う。
つまり、「弱いものいじめ」だ。所詮そういうものだ。どんな理由を挙げようとも、多数に嫌われるものはやらない。いじめの精神構造になっている人間の言動そのものだ。もし、そうではないというなら、酒のラベルにも煙草同様に「飲みすぎると・・・の病気の原因となりますので気をつけてください」「飲み過ぎると最悪死に至ることがあります」とか「酒は尋常ではない言動を引き起こす場合がありますので、充分気をつけてください」などの注意書きを入れるべきである。それで初めて平等と言える。
また、電力会社には毎月の請求書に、「現在お届けしている電気は、原子力発電によるもので、場合によっては著しく健康に害を与え、一瞬で死に至ることもあります」という但し書きを入れさせるべきだ。

私は酒は嫌いではない。家ではあまり飲まないが、外のいい雰囲気の店で楽しく飲むのは好きな方だ。だが、世の中の流れとして、余りにも偏った流れがあることに不条理を感じざるを得ない。世の中にある危険性の高いものに対して、平等に対応しているのならまだわかる。「それもそうだな」と納得できる。
しかし、これほど一方的な偏った論理で物事が展開していくのは、非常に腹立たしい。
今回発言した小宮山大臣が、もし酒好きだったら、酒癖の悪い人間(例えば、酔うとすぐ暴力を振るう人間など)を大勢集めての飲み会参加を強要させたり、酒が原因で死にそうになっている入院患者の視察を義務付けたい。それが「Eyes for eyes, Tooth for tooth」である。

過去の同内容の記事⇒愛煙家の危機と愛飲家の台頭

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エアコン風邪_a0158797_20185795.jpg
手作り雑貨。カフェグラッドにて。

皆さんはエアコンに強いだろうか?私はからっきし弱い。20代の時はそんなに感じなかったが、30代以降、エアコンの風をまともに浴びると、体がとんでもないことになる。
まず、体の節々が痛くなる。次に喉が痛くなる。熱が出る。体全体が何ともいえないだるさに襲われる。そのうち鼻水まで出る。そう、風邪をひいたのと同じ状態になってしまうのだ。ただ、風邪と違うのは、風邪であれば薬を飲んで暖かくしているとじきに改善されるのだが、エアコン風邪の場合、薬を飲んでも、再びエアコンの冷気を浴びると同じ反応を繰り返してしまうのだ。
そう、アレルギー反応と同じだ。

だが、エアコンはアレルギーがあるからこれを食べないというような選択をする余地はない。会社で冷房をつけていれば、多少弱めることはできても止めることはできない。まして、上司にエアコンがなければ生きて行けない人がいれば、もうそれで地獄だ。夏は毎日風邪薬を飲んで暮さなければならない。
北海道の短い夏は、風邪で始まり風邪で終わることになる。ただ最近は省エネが叫ばれているせいか、昔のように「寒い室内」になるまでにエアコンをフル稼働させることがない。これは私には大いに助かる。現在の職場もそうであった。が、事務所の一部の送風口が壊れてしまった。冷気が出るのが一部の送風口に限られてしまったのだった。当然、それだけで事務所全体の温度を調整しようとすると、フル稼働させなければならない。その送風口からは普段にないような強力な冷気が送り出されている。
その風がまともに当たる位置に私の机があるのだ。

ここまで話すと結果がどうなっているか皆さんはわかるでしょう。そうです、今の私は喉が痛く、全身の節々も痛く、寒気もしている、脂汗も出るなど風邪と同様の状態にあります。

このような状態は、エアコンを必要とする人には、恐らく理解できないと思う。だが、私からすると、こんな辛い思いをするくらいなら汗を掻きまくって、汗臭いと嫌われても、まだそっちの方がましなのだ。
エアコンを必要とする人・・・・・これは、あくまで私の体験上の話なので、決して断定するわけではないが・・・・やっぱり太っている。私も少し腹が出ているため、人のことは偉そうに言えないが、エアコンを必要以上にかけようとする人は、私の経験では皆さん太っていた。
それも、運が悪いことに上司が多いのだ。上司と一緒に車で移動すると、エアコンを最大にされる。「いやぁ、暑い。もっと涼しくしよう」と勝手に操作して、車内を冷気だらけにしてしまう。私だって黙っているわけにはいかない。上司にもう少し加減しましょうと提案するのだが、一向に聞き入れない。自分が暑いのが我慢できないのだ。

我慢できない・・・・そう、私はそれであることを思った。たまたま私が接した「太った方」は、我慢できないから太ったのではないか。そんな仮説が頭に浮かんだ。食事も節度を持って食べているとそんなに太らないかもしれない。でも、その方は食欲に対して我慢できないからたくさん食べて太ってしまう。節度をもって酒を飲むといいのに、我慢ができないからたくさん飲んで太ってしまう。
だから、その体が感じる「暑さ」も我慢できなくてエアコンで体を冷そうとする。

もちろん、これで世の中の太った方が全てそうだと言いたいわけではない。実際に、太った方でも寒さに弱い人もいるし、痩せている人でもエアコン依存症はいるだろう。だから、再度言うが、あくまで私が知ったエアコン依存症の人がそうだったということだ。

だが、私のような症状を訴える人はけっこう多い。特に女性には多い。一日中冷房が効いている室内で事務作業をしている女性には、夏なのに長袖のシャツを着て、膝には毛布を掛けている人をよく見かける。
馬鹿げてはいないだろうか?何で夏に毛布が必要なのだ。
では、冷房に弱い我々はどうすればいいのだろうか?夏でもコートを着ろというのだろうか?それともアザラシ並の脂肪を全身に蓄えろとでもいうのだろうか?

誤解のないように断っておくが、決して太った方を差別的に見ようとしているのではない。太っている方だって、体質的にちょっとしか食べなくても太ってしまう人もいるだろう。だから、そういう目では見ていない。
だが、逆にエアコンに弱い人間を無視することは、逆に言う差別なのかもしれない。夏は暑いに決まっている。だからエアコンで冷すのは当然だという論理で、我々エアコン弱者を排除しようとしている可能性もある。それは違った意味での差別である。

まぁ、そこまで事を荒立てるつもりはないが、皆さんお互いのちょうどいい妥協点を見つけて、互いにある程度我慢できる範囲の中でやっていくのが一番いいのではないでしょうか。
ただ、ひとつだけ理解して欲しいのは、太った方はダイエットである程度の暑がり体質を改善できる可能性があるかもしれませんが、我々エアコン弱者には方法がないということだ。どうかそれを理解していただきたい、とお願いする次第である。

ということで、エアコンに犯された私はなるべく早く寝ようと思う。


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元町・はこだて工芸舎にある棟札。歴史的人物である木田保造の名を直に見ると、年甲斐もなく興奮する。

今、函館には強い風が吹いている。台風12号の影響だ。午後から雲の流れが速くなり、まさしく強風時の典型的な空模様だった。
だが、今現在函館で大きな被害が出たというニュースは聞いていない。だから、まだ強風の段階だ。

強風の次が暴風である。これには被害がつきものだ。よくニュースでは屋根が吹き飛んだ映像などを流したりするが、実際に暴風の恐ろしさを体感する「現場」にいることはなかなかない。なぜなら、被害を恐れて安全な場所にいることが多いからだ。
だが、本日は実際に経験した暴風の恐ろしさをご紹介しよう。

記憶に誤りがなければ、1997年の12月であったと思う。当時私は、初めての上越(新潟県)支店勤務で、事務所でいつものように夜も仕事をしていた。日中から風が強かったが、何とか外回りをできる程度の風であった。
ところが、夜になると、次第に強風と呼べるレベルではないような風が吹き始めて来た。つまり、暴風だ。その時の事務所の窓は、雪国ながら1枚の木枠の簡単なものだった。北海道のようにアルミの2重サッシだとか、樹脂複層ガラス窓などではなかった。
そのため、風が窓に当たるとガタガタと揺れ、怖さと事務所に何か被害が発生するのではという心配が増してきた。だが、それはまだ余裕がある証拠だった。そのうち風はより強くなり、窓はガタガタとはならなくなった。つまり、一方向から窓を押さえつける程の暴風になったのだ。何気なく窓ガラスを見やると、何とガラスが風で反っていたのだった。

そんなガラスを見たことがあるだろうか?私はその時初めて見た。そして、同時に身の危険を感じた。事務所の被害という段階ではない。自分の身が危ないと感じた私は、やりかけの仕事を途中で終えて帰宅することにした。今度は家族も心配だ。
事務所を閉じ、駐車場に向かうために外に出たら、今まで経験もしたことのない風の圧力を感じた。よく、前に歩けないという台風のリポートがあるが、どこかに掴まっていないと飛ばされるような風だった。何かに掴まってそこに立っているのが精一杯の風であった。それでも車まで辿り着かなければ帰宅できない。そこで私はカーポートの柱づたいに時間をかけて足場を固めながら一歩一歩近づくことにした。雨も降っていたが、もう、服が濡れるとか髪型がどうかとか眼鏡が雨で全然見えないとか、そんなことはどうでもよかった。ただ、無事に車に乗って帰宅することだけを考えていた。

何とか車に乗り運転したが、ワイパーを最大速度で回しても、ほとんど前は見えなかった。それでもゆっくり走って何とか自宅に戻って、しばらくしてから見たテレビの地元ニュースで、その時の瞬間最大風速が42.5m/秒であったことを知った。
恐らく私がその時までに経験した最も強い風であった。北海道では30m/秒を超えたら暴風として大きく取り上げられるが、それを遥かに凌ぐものであったのだ。

だが、その時の恐ろしさを超える暴風が待っていたのだった。それも、北海道の札幌であった。
2004年9月8日、台風18号が北海道を襲い、数々の被害を出した雨の降らない「風台風」であった。その日は朝からスキッと晴れていた。雨など全く降らなかった。ただ風が異常に強かった。それでも晴れているせいか、気持ちとしては普段どおりの仕事という気持ちで会社を出た。北18条通からアンダーパスをくぐり、桑園方面に向かった。ちょうどJR桑園駅近くの交差点で信号待ちをしていた時にそれは起きた。

真正面に見える日通の倉庫の屋根のトタンが、目の前で何枚か吹き飛んで行った。幸い風の方向が自分の方に向いていなかったため、何の被害も無かったが、まさしく上越以来の恐怖を覚えた。と、その次に、近くにあった大きな空地にポツンと置かれていたプレハブの現場事務所が動き始めたのだった。何だ!と思った次の瞬間、プレハブは風に煽られて地面から浮き上がったのだった。
そして一気に上空10mくらいまで上げられ、約300m程彼方まで運ばれたのだった。そして残虐にも地面に叩きつけられて、やっと動かなくなったのだった。いくら基礎のない簡易プレハブ事務所とはいえ、家が空を飛ぶのを見たのは後にも先にもこの時しかない。本当に恐ろしかった。その時の札幌の最大瞬間風速を調べたら、50.2m/秒であった。午前11時20分。時間的にもぴたりと照合した。

函館も明日・明後日と台風の影響を受ける可能性が高い。一応、風速は最大で12mとの予報があるが、どうか甘く見ないで気を付けていただきたい。暴風は空気の大津波だと思っていた方が間違いない。



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